現在放送中のテレビアニメ「幻影ヲ駆ケル太陽」は、完全オリジナルのアニメ作品。キャラクターデザインは、イラストレーター・漫画家のあかつきごもく氏が担当した。ここでは、あかつき氏と原案を担当した赤城晴康氏と田中秀典氏から、メインキャラクターのデザインに関して聞くと共に、当初は個人プロジェクトであったアニメ企画がテレビアニメ「幻影ヲ駆ケル太陽」となるまでのいきさつに迫った。 "変身しない"少女たちの物語 同作品はタロットを軸とした世界観で、22の血族から選ばれた少女たちが、自然の力を根源とする「エレメンタル・タロット」の使い手となって戦いに身を投じていくというストーリー。作中に登場する少女たちは、タロットを用いた戦闘時に見せる「テネブライモード」、そして通常の状態の「ルーメンモード」といったふたつのバージョンのデザインが用意されている。いわゆる「魔法少女もの」とは異なり、"変身後"もコスチューム