写真 秋の終わりにグループでスケッチに出かけました。 大木についている無数の小枝を通して向こうに どっしりとした建築物の見える場所です。 目には建物の外部構造がほどよく見えますが、 手前の小枝を無視するわけにはいきません。 どのように表したらよいものかと思案せざるを えません。 写真をもとに絵を描くのは好きではないのですが 今回ばかりは少し考えてみたいと思います。 水彩画を描く際に、とくに彩色にあたり大切なことは なんでしょうか? 「そんなこと今さら言われなくても分かっていますよ。」 との声が聞こえてきそうです。 でも、知っていることと、出来ることとは違います。 頭では納得できていても、実践できないのが己の手 ではないでしょうか? もうじらさないで言いましょう。 それは、筆先に含ませる水の量です。 もちろん、スケッチ風に描く場合には、線に重き をおきますから、ほんの少しの水を含ませてさら