「アフィリエイト」と呼ばれるインターネット広告などで得た所得4億3000万円を隠し、法人税と所得税計約1億3000万円を脱税したとして、ネット関連業者が東京国税局から法人税、所得税両法違反の疑いで東京地検に告発されたことがわかった。 企業と提携してブログなどに広告を出すアフィリエイトは手軽な収入源として主婦らの人気を集めているが、申告を怠るケースも目立ち、同国税局が初めて告発した。 告発されたのは、ビジネス情報などをネット販売する「幸せwin」(東京都新宿区)と大橋晃取締役(48)。同社の顧客らによると、大橋取締役はアフィリエイトで月に数百万円を得ていたほか、アフィリエイトや外国為替証拠金取引(FX取引)のノウハウ本を1部約8万〜2万円でネット販売していた。 大橋取締役は収入を除外して所得の一部しか申告せず、個人取引だった2006年分までの2年間で所得税約4000万円、法人化した07年3月