レベル:★★★(上級編) 分野:知られざるタカラヅカ史 対象:「一度あのメイクと衣装で宝塚大劇場の舞台に立ってみたい」と心密かに思っている男子。 タカラヅカといえば「男子禁制」。 ・・・といっても実際には演出家をはじめとしたスタッフは男性も多い。だが、少なくともあの舞台に立てるのは女性のみと決まっている。 たまに大道具のトラブルなどで、スタッフの男性の姿が舞台上にちらりとでも見えようものなら、それだけで「おお、タカラヅカの舞台に男性が!」 と客席がどよめいてしまうくらいのもんである。 だが、そんなタカラヅカの舞台にも男子を!という動きが昔あったことは、マニアなヅカファンでもあまり知らないのではないだろうか。 戦後まもない1945年からの9年間、なんと宝塚歌劇にも「男子部」が存在したのだ。 驚くべきは、「宝塚歌劇に男子を」という主張の急先鋒が、劇団創始者の小林一三本人であったという点だ。 小