徳島市内の加茂地区に鉄道駅を-。徳島商工会議所と同交通部会は3日、JR高徳線の高架上に矢三駅(仮称)の設置を求める要望書を、県と市、JR四国に提出した。 要望書では、県道徳島鴨島線が通る田宮、矢三、春日と周辺地域は宅地化と商業地化が進み、城北、城ノ内、徳島中央、徳島科学技術の4高校もあるなど“県都の北の玄関”とも言える要所になっていると主張。高校生らの利便性向上と地域のさらなる発展を図るため、駅新設の必要性を訴えている。 県庁には、近藤宏章会頭や坂元健治交通部会長ら10人が訪問。小谷野喜二運輸総局長に要望書を手渡した。 「新しいまちづくり構想を県と市で考える中で、JRも含めタッグを組んで考えてほしい」。熱っぽく語る近藤会頭に、小谷野総局長も押され気味。「まずは関係者の意見を伺って」と答えるにとどまった。