京阪ホールディングス(HD)が、古都・京都とカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致構想がある大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)を結び、訪日外国人(インバウンド)ら多くの観光客を取り込む構想に向けて動き出している。 7日、京都駅周辺で平成30年秋から31年春にかけ、200室規模のホテルを2カ所で開業すると発表。さらに、加藤好文社長が同日、夢洲へのIR誘致が実現した場合、アクセス鉄道となる大阪市営地下鉄中央線の九条駅まで京阪中之島線を延伸する考えを表明した。加藤社長は「IRと京都を結ぶことが(京阪の)最大の使命」と力を込める。 京都駅前の京都第2タワーホテル跡地には「THE THOUSAND KYOTO(ザ サウザンド キョウト)」を31年1月に開業する。富裕層向けで、宿泊料金は1泊2万円台後半から。9階建てで222室あり、隣接する京都センチュリーホテルと低層階でつなげる。投資額