(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクのストリュク市長は25日、同市が完全にロシアの支配下に入ったことを認めた。 ストリュク氏はロシア側が指揮官を指名したと述べる一方、街は壊滅的な被害を受け、住民らにとって耐え難い状況だと訴えた。 ウクライナ軍の地域司令部は24日、セベロドネツクに残っていた最後の部隊に撤退命令が出たと明らかにしていた。これにより、ロシア軍はルハンスク州をほぼ完全に制圧した。 ロシア防衛省の報道官も25日、セベロドネツクや近郊のボリブスケを「完全に解放」したと発表。現時点で住民が市外へ脱出できる可能性はないと述べた。 セベロドネツクのアゾト化学工場には、民間人数百人が約3カ月前から避難している。ルハンスク州のハイダイ知事は25日、同工場へのロシア軍の砲撃は続いていると述べた。 ストリュク氏は、ロシア側は同工場から出ようとする民間人らを撮影し、宣伝ビデオに