初出かどうかはわかりませんが、有名なところでは 10世紀初頭の古今和歌集「仮名序」(仮名で書かれた序文。紀貫之)の 『花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける』ですね。 花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きているものすべて歌を詠まずにはいられないであろう といった意味です。 分解すると、 生き+と+し+生け+る+もの で、「と」「し」とも意味を強める助詞(「と」は格助詞、「し」は副助詞) です。 「生き、そして生きているもの」と2回繰り返すことで「すべての生きているもの」ということを強調しているのです。
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