こんにちは。作業療法士のトアルです。 OT(作業療法士)の認知機能評価というと高次脳機能障害の評価を思い浮かべる事が 多いと思いますが、脳の機能障害を評価するという点から「認知症」でも使用します。 認知機能(知能)には、 「加齢により変化しにくいもの」と「加齢により変化するもの」が 存在するとされています。 「加齢により変化しにくいもの」を「結晶性知能」といい 「加齢により変化するもの」を「流動性知能」とよびます。 今回はこの2つの「知能」に関しての解説をしようと思います。 はじめに 知能に関して色々な考え方がありました。 イギリス出身の心理学者Cattellは、知能を「結晶性知能」と「流動性知能」という 2つの能力として分けようと考えました。 以下に、2つの知能についての説明をします。 結晶性知能 結晶性知能は、言葉やその意味、一般的な知識や過去の学習、職業経験によって蓄積された知識、