沖縄県・尖閣諸島の領有権を巡って日本との対立を深める中国。しかし中国の若者の間では着実に融和の動きも広がっている。両国の若者をつなぐのはアニメや漫画などのオタク文化。「アニメ好きに日本嫌いはいない」を信念に、中国人男性が伝道師となり、地道にイベントなどを続けてきた。日本政府の後押しも得て日中交流の懸け橋になろうと奮闘している。「キャー」「本当にいる!」。11月9日、北京の日本大使館にある情報発
■中国オタク「日本語を学ぶ前後でアニメの見え方って変わった?」■ *本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年2月11日付記事を許可を得て転載したものです。 动漫周刊 / ixxxxi ■中国人オタクと日本語学習 先日、ありがたいことに「中国オタクが日本語を覚えたらどんな変化があるんでしょうか?」という質問をいただきました。 最近の中国ではアニメや漫画が日本語学習の大きな動機の一つになっていますし、中国オタクの中には趣味が高じて日本語を習得してしまったなんて人も結構いるようです。私の知り合いの中国オタクのツワモノ達の中にも、専門は日本語ではないのに日本語をマスターしているというのがかなりいますね。
今世紀初めからの中国のネット黎明期以来、中国のコンテンツの海賊版事情についてウォッチしている私に言わせてもらえば、テレビ東京の「人気サイトに配信権を購入させる」という対中戦略は現状最も良い方法だと思う。 配信権を持つ中国企業や組織が、海賊版を配信する中国サイトに訴訟することはここ数年よく見る話題であり、遡れば北京オリンピック開会式の画像を「愛国心で配信した」と言い訳した動画サイトに対しても、コンテンツホルダーである政府は厳しく対応した。 また外国の事例では韓国のテレビ局各社が動画サイトと提携し、海賊版を配信するサイトに対し訴訟を起こしている。 テレビ東京による今回の提携の結果、それまで手の出しようのなかった海賊版アニメについても対策が講じられるようになってきた。 土豆網が自社の利益のため、自サイトにおける「ONE PIECE」など他社の海賊版配信を黙認しつつ今まで通りテレビ東京のアニメを配
ところが中国政府は外国産コンテンツに対するスタンスを年々厳しくし、自国産で賄おうとしているため、日本の「ACG」関係の企業の進出は少ない。 ごく最近の進出例で言えば、中国が原作を中心に、日本がプリプロダクションなどを担当した「チベット犬物語」くらいだろうか。 筆者の過去の記事「見えた! 中国政府の完璧な情報統制術 模倣サービスで利用者を囲い込み、外国製品を駆逐へ」で紹介したように、言論が絡みそうな新技術はとかく自国のもので囲い込もうとするきらいが近年特に強まっている。 コンテンツも言論絡みゆえに国産で囲い込もうとしているのは想像に難くない。 また過去の記事「かけ声倒れの偽物撲滅、中国の真意はどこに 中国製品の偽物は取り締まるが、海外製品は手つかず」で書いたが、中国国内のコンテンツに対して著作権侵害に対する損害賠償請求が増えている。 中国に売るのではなく日本に呼び寄せる その結果、広告を配信
これまで考察してきた中国の日本動漫(アニメ・漫画)の消費者は、10代20代の若者たちであり、彼ら彼女らは90年代に日本動漫の洗礼を浴びている。 では、2007年現在の子供たちとその親たちは、日本動漫をどのように消費しているのだろうか。その子供たちが成人する10年後あるいは20年後の中国の若者たちの意識を推測するために、私は、北京に住む親子の話を聞くことにした。 30代の母親、9歳の女の子ふたりに聞いてみた 母親の方は夫の収入が高いため、最近中国でもチラホラと出始めた専業主婦だ。おっとりとした知性的な顔立ちをしている37歳。彼女にはレイちゃんという9歳になる娘がいる。話の内容に偏りがあるといけないからという理由で、レイちゃんのクラスメートのファンちゃんを同行してきてくれた。実に機転が利く。 レイちゃんはメガネをかけた、色白でぽっちゃりとした小太りの小学3年生。おしゃべりが大好きで朗らかだ。同
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