今や老若男女を問わず、愛されるようになったアニメーション。「日本のアニメーションは世界にも受け入れられている」と言われることもあるが、ビジネスとして健全な成功を収められている作品は決して多くない。この連載では現在のアニメビジネスについてデータをもとに分析し、持続可能なあるべき姿を探っていく。 2012年4月に始まった連載「アニメビジネスの今」だが、今回で最終回となる。1年間に渡るご愛読に感謝する次第である。ということで、今回は2012年のアニメ産業データの速報値を読み解きながら、テレビ放映開始50周年となるアニメビジネスの明日について考えていきたい。 なお、ここで紹介する速報値だが、調査が終わってないジャンルや、映画などではまだ興業中のものもあるため最終的な値からずれてくる。それに関しては9月発刊予定の『アニメ産業レポート2013年』をお待ちいただきたい。 テレビアニメの制作分数は3年連続
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