cafeglobeより転載: 新しい現実を踏まえた政治のモットーは、カリスマを警戒せよでなければならない。 (P.F.ドラッカー著『[新訳]新しい現実』119ページより引用) これは、20世紀の巨大企業の出現を目の当たりにし、マネジメントや社会・政治について多くの本を著したピーター・ドラッカーの言葉です。リーダーにはカリスマ性が必要だと思われがちですが、ドラッカーによれば、それは誤解。 20世紀ほどカリスマに恵まれた世紀はなかったし、20世紀の4人の巨大なカリスマほど、政治的なリーダーが害をなしたこともない。スターリン、ムッソリーニ、ヒトラー、毛沢東である。...... カリスマといえども現実を動かすことはできない。現実こそ主人であることを知ったとき、カリスマは偏執的となる。 (同書119ページ、120ページより引用) 強烈なカリスマ性は、時に人の冷静さを奪い、組織を間違った方向に導きます