プロ野球・巨人選手による野球賭博問題について日本野球機構(NPB)の調査員会(委員長=大鶴基成弁護士)は22日、新たに関与が発覚した高木京介投手(26)を1年間の失格、球団に500万円の制裁金を課す処分案を発表した。熊崎勝彦コミッショナーはこれを受け、正式に処分を決定する。昨年10月には3選手が無期限失格処分、巨人球団は1千万円の制裁金を課された。 高木投手は今年2月に週刊文春の取材で関与が取り沙汰され、当初は球団との契約を解除された笠原将生元投手の名前を挙げ「名前を貸していただけ」と否定。さらに同元投手や調査委が賭博常習者と認定した飲食店経営者から、虚偽の説明をするように持ちかけられたという。8日になって一昨年のシーズン中に8~9試合を対象に、3~4度現金を賭けていたことを認めた。