本作のメインキャストである綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの4人は、それぞれ優秀主演女優賞や優秀助演女優賞、新人俳優賞を受賞している。優秀監督賞のスピーチにて是枝は、「素敵な4人の女優さんからどれだけ新しい魅力を引き出せるか、ということだけを考えていた。監督を評価していただけることもうれしいが、この場に4人みんなを呼んでいただけたのが何よりうれしい」と語った。 そして最優秀監督賞に選ばれ、再びステージに上がった是枝。「この会場に呼んでもらえるようになってまだ2年。ずっと他人事だと思って、テレビで観ながら言いたい放題に悪口を言っていました」とキッパリ言い切る。そして「今年は(アメリカの)アカデミー賞でも問題が起きて、どういうふうによりオープンにしていくのかが検討されたと思う。これを日本の映画人みんなで祝えるイベントにするためには、まだまだいろんな改革をしなければならない」と切実に訴えか