小中高生の自分に対する評価が年齢が高くなるに従って低下していることが、独立行政法人・国立青少年教育振興機構の「青少年の体験活動等と自立に関する実態調査」で分かった。「今の自分が好き」と答えた高校生は26.4%で、57.1%だった小学生の半分以下にすぎないなど、成長に伴って自己肯定感が薄れる傾向が鮮明になった。【篠原成行】 調査は昨年11月~今年2月、全国の小学4~6年と中学2年、高校2年の計約1万9000人に、「自分に対する意識」「自然体験」「メディア接触」など8項目を尋ねた。 自分に対する意識で「今の自分が好きだ」と考えているかについては、「とても思う」「少し思う」と答えた割合が▽小学5年57.1%▽中学2年27.3%▽高校2年26.4%--と年齢が上がるほど下がった。「自分には自分らしさがある」も、小5は75.5%だったが、中2が56.1%、高2が55.9%。「勉強が得意だ」も小5が4