マグロやタラ、イワシなど世界の主要な漁業資源のうち、適切なレベルを超えて過剰に漁獲されている種が約30%、漁獲量をこれ以上増やすことができない種が約57%との調査結果を、国連食糧農業機関(FAO)が3日までにまとめた。日本で好んで消費される種も多い。 過剰な漁獲とされた種は1974年には11%だったが、増加傾向にあり、世界の漁業の厳しい状況があらためて示された。資源管理が不十分な公海を含めた漁獲量削減が課題となりそうだ。 FAOは北西部太平洋のイワシや西部大西洋のクロマグロ、北西部大西洋のタラなど主要395種の魚介類について、2009年段階の資源状況を調べた。