LGBTと「社会的養護」――家庭を必要としている子どもたちのために 藤めぐみ 一般社団法人レインボーフォスターケア代表理事 社会 #LGBT#いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン#里親制度#社会的養護#養子縁組制度#Rainbow Foster Care 「社会的養護」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 社会的養護とは「家庭において適切な養育を受けることができない児童を、社会が公的な責任の下で養育する仕組み(広義には、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を含む)」を指す。平たくいえば、育てる保護者のいない子どもたちを社会でどう育てていくか、という話である。 現在、日本の社会的養護の現状は批判にさらされている。里親家庭に委託される児童は要保護児童全体の12%(2011年度3月末現在)にすぎず、残りの児童は乳児院・児童養護施設等で養育されている。アメリカ・イギリスなどの欧米各国