自民公約「党高政低」浮き彫り 「岸田カラー」薄く 2021年10月13日07時11分 記者会見で衆院選公約を発表する自民党の高市早苗政調会長=12日午後、東京・永田町の同党本部 自民党は12日、衆院選公約を発表した。岸田文雄首相が党総裁選で掲げた「デジタル田園都市国家構想」などを盛り込む一方、抜け落ちた目玉政策も少なくなく、「岸田カラーが薄い」との声が漏れる。作成過程を通じて、政府と党の力関係が安倍・菅政権時代の「政高党低」から「党高政低」に変化しつつあることも浮き彫りとなった。 新資本主義会議、早期に開催 ワクチン3回目、12月想定―参院代表質問で岸田首相 「公約はあくまでも党としての公約だ。抜けているものも多少あると思うが、内閣でしっかりと進めて(もらえばいい)」。自民党の高市早苗政調会長は12日、公約発表の記者会見で、首相の総裁選公約を完全には採り入れていないと認めた。 党公約は首相