「どうにもならないことが多すぎる」「所詮、自分はここまでなんだ...」などと、虚無感を覚える人は決して少なくないはず。活躍している人を見て、「自分はこのままでいいのか」と不安になることもあるかもしれません。 そんな感情が湧いてくるのは、心の底では「自分を変えたい」と思っているから。「ほんとは一歩を踏み出したい」「どうにもならない現状を打破してやりたい」という情熱があるから。そう主張するのは、『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』(中島輝著、朝日新聞出版)の著者。そして、そのような人にこそ知ってほしいのが、ラルフ・ウォルドー・エマソンの言葉なのだそうです。 エマソンは、19世紀のアメリカで、哲学者、思想家、文学者、詩人として活躍した人物です。日本ではほとんど知られていませんが、近代アメリカで成功を収めた知識人で、エマソンを知らない人はいないと思います。彼らに、偉大なアメリカ人哲学者は誰かと