前編に戻る そうだ、フライハイワークスさんに訊いてみよう(後編) 決して「作家性」に口を挟まない、確たる理由とは 黄 私がパブリッシャーとして開発中の作品に意見をさせていただく際の基本方針として、「プロダクト」的なところには口を出すが、「作家性」的なところには口を出さないというポリシーがあります。 意見を出すのは、たとえばボタンのレスポンスが少し悪いですねとか、もうちょっとヒントを与えた方がいいとか、UIの配置はここじゃないと思う…というようなポイントです。細かいところですと「セーブデータを消す」場面では、確認ダイアログのYES/NOはかならずNOに初期状態を置きましょう、ですとか。 逆にゲームのストーリーに関しては、千差万別で10人見れば10人答えがあるものですよね。そういう作家性の部分に、私個人が否定してしまうのは危険だと思ってるんです。お笑いと一緒で、作家性に手を入れたら面白くなくな