伊与原 新(いよはら しん、1972年[1] -)は、日本の小説家、推理作家。大阪府吹田市出身。神戸大学理学部地球科学科(現・惑星学科)卒業[2]、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。専門は地球惑星物理学[1]。 2003年より富山大学理学部に助教として勤務[3]。2008年にプロットを思いつき、小説を書きはじめる[2][4]。2009年、初めて書いた小説「二度目の満月」で第55回江戸川乱歩賞の最終候補作となる(受賞作は遠藤武文『プリズン・トリック』)[5]。2010年、「ルカの方舟」で第56回江戸川乱歩賞の最終候補作となり(受賞作は横関大『再会』)[6]、「お台場アイランドベイビー」で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し小説家デビュー。同作は、大学3年生だった1995年に起きた阪神・淡路大震災後の街並みをイメージして書いた[2]。選考委員の綾辻行人は「近未来ニッポンの