どうなる? 鉄道の未来(おまけ): 鉄道に乗っていて「どの車両も同じようなものだなあ」と感じたことがある人もいるのでは。なぜ特徴のない車両が増えてきたのか。その背景について、共同通信の大塚記者と時事日想で連載をしている杉山氏が語り合った。 【写真:“金太郎あめ”車両、いろいろ】 ●“金太郎あめ”の車両が増えた 大塚:東京メトロが銀座線に導入した新型車両(1000系)が4月11日に営業運転を始めました。最近はステンレスまたはアルミ合金の素材感がむき出しで、外観も“金太郎あめ”のように似たり寄ったりの車両が目立ちます。そうした中で、レトロ調のデザインと最先端技術の新旧の要素を融合させた車両を目の当たりにし、久しぶりに「いいね!」と思いました。 1000系は、東洋初の地下鉄として1927年に上野―浅草間が開業した銀座線の初代車両をイメージした外観に仕上げています。東京メトロの幹部は「地