ブックマーク / shinta.tea-nifty.com (6)

  • 書評『超地域密着マーケティングのススメ』 - R30::マーケティング社会時評

    4月1日に発売されていたのを見て、気になってすぐに入手して読んだのだが、その後インフルエンザに罹って書評を書いている時間が取れなかった。Amazonでも売れているようだが、良いだと思う。とても28歳の人が書いたとは思えない。 何より良いのは、難しい理論をごちゃごちゃと書いたりしていないことだ。ところどころ、ジェフリー・ムーアの「キャズム」の概念とか、web2.0とロングテールがどうとか書いてあったりするが、そんなことは一言も書かなくても良かったとすら思う。 商売の中で最も大事なことは心だ、時間だ、そして地域という場所なのだという、当たり前のことをしっかりと、実際の話を元に書いてある。タイトルには「マーケティング」とあるが、マーケティングのではない。これはれっきとした、そして最近まれに見る素晴らしい「営業」についてのである。 読後の最初の印象は、「素晴らしい、やられた」というものだった

    書評『超地域密着マーケティングのススメ』 - R30::マーケティング社会時評
  • 郊外出店規制じゃなくて、中心市街地商店廃業強化が必要じゃね? - R30::マーケティング社会時評

    すったもんだの挙げ句にようやく出てきました、大型店出店規制のまちづくり3法改正案。でもおまいら遅すぎですよ&何だかスジが悪そげ。 大型店の郊外出店を制限、1万平方メートル以上対象・政府案(NIKKEI.NET) 1万㎡以上っていうと、家電量販で首都圏最大規模って言われているケーズデンキ東京ベイサイド浦安店の売り場面積が約8000㎡だから、単独の専門業態店でこの規模を超えるところってたぶんほとんどない。規制の焦点は明らかにイオン、ベイシア、プラントなどのウォルマートライクな大規模スーパー、ショッピングモール、あと一部のホームセンターか。 しかし今さら遅すぎだっちゅーの。ホームセンターについては、10月にこんな記事とかも出てたしねえ。流通業の側からしたら、今さら政府に言われなくっても店舗面積の上限に挑戦する時期というのはもうとっくに終わってると思うんですが。 地方都市のスプロール現象を防ぐため

    郊外出店規制じゃなくて、中心市街地商店廃業強化が必要じゃね? - R30::マーケティング社会時評
    rararapocari
    rararapocari 2005/12/23
    正論!感動した!「今市街地活性化のために本当に必要なのは、郊外の出店規制を再び強化することよりも、実は中心市街地にはびこる既得権益を取り除き、市街地での競争を激化させることのほうだと思う。」
  • LOHASは「サブマリン商標」の成功事例か - R30::マーケティング社会時評

    調べてみたら今年のあたまぐらいからひそかに話題にしていたブログとかあったみたいだが、日経が書いちゃったのでもうバレバレですかね。 三井物産、「ロハス」のブランド管理(NIKKEI.NET) 「ソトコト」を出してる会社のグループ企業と三井物産とで、「LOHAS」「ロハス」の商標権を独占してビジネス展開するとのこと。こちらのブログのコメント欄を見ると、今年の初め頃にソトコトがイースクエアというコンサル会社から雑誌の特集と引き替えでロハスの商標を譲渡されたらしいとのこと。さんざん自分たちでバズワードを煽っておいて、十分広まったところで「実はそれうちの商標ですが」というわけか。「サブマリン特許」ならぬ「サブマリン商標」とでも呼んだらどうかな、このビジネスモデル。 関連するブログとか見て回ってたのだが、一番ワロタのが「R25」のブログ。「LOHAS、知らないな~んて言ってるあなた?相当カッコ悪いです

    LOHASは「サブマリン商標」の成功事例か - R30::マーケティング社会時評
    rararapocari
    rararapocari 2005/12/14
    リンク先も興味深い内容多し。ロハスについては安井至教授の文章がやっぱり参考になる。
  • R30::マーケティング社会時評: 生活保護は国の責任だとか言ってるご都合主義者どもに告ぐ

    三位一体改革で相変わらず霞ヶ関の抵抗というか、握ったひもは死んでも離したくない人たちの思惑が顕わになっていて笑えるわけだが、政府のやり口を批判する側も結局なんだかんだ言って、総論では地方分権に賛成なのだけど各論では反対という、相変わらず知恵の足りない反応しかできないのがなんだかなーと。 義務教育の国庫負担金は中教審のホゲ答申にへつらって国負担堅持をうたうくせに、生活保護は削減して地方に分権してもいいんじゃね?とかぬかしてる自民党のボケ爺どもはもはや「抵抗」でさえなく「低脳勢力」の一言でほっとくとして、それにしても「生活保護は憲法で保障された最低限のセイフティーネットだから地方分権しちゃいけない」とか、まったく意味のわかんねーことを言ってるのはどこのアホですか。勘弁してください。てか当に憲法で決まってる国の役割は地方分権しちゃいけないとか言うなら、知事会は自衛隊と米軍の部隊配備計画にいちい

    R30::マーケティング社会時評: 生活保護は国の責任だとか言ってるご都合主義者どもに告ぐ
    rararapocari
    rararapocari 2005/11/19
    三位一体。「セーフティーネット」というのは、お金の問題ではなく地域社会の問題
  • 書評:「中村邦夫 『幸之助神話』を壊した男」 - R30::マーケティング社会時評

    7月末から8月のお盆にかけて、夏休みの読書と思って4冊ぐらいを読んだ。その中の1冊を、ご紹介しておこう。「中村邦夫 『幸之助神話』を壊した男」(森一夫著・日経済新聞社)である。内容についてはここではとやかく紹介しない。リンク先のアマゾンのエディターズ・レビューでも読んで下さい。全然エディターズ・レビューになっていないというか、単に内容を要約しているだけの記事なので。 実は僕自身、かつての記者時代に松下電器の「創生21」改革やその前史については相当深く取材したことがあり、中村社長を始めこのの中に登場する過去・現在の松下電器グループの経営トップの方々の多くとも1度どころか何度も実際にお会いしてお話しさせていただいていたので、正直なところこのに書いてあることの半分以上は既知の話だった。 しかし、その僕にとってもこのはものすごくためになったと思う。それは、おそらく著者の森一夫氏が、この

    書評:「中村邦夫 『幸之助神話』を壊した男」 - R30::マーケティング社会時評
  • コンプライアンスで問題を起こす企業の特徴 - R30::マーケティング社会時評

    栗先生から「ミュージカル・バトン」とか何とか言われてるみたいなんだけど、答えなきゃいけない項目を見たら何か自分に全然縁のない話ばかり。CDとか最後に買ったの、いつだよ?みたいなレベルだし。いや、ホントに。未だに学生の頃にダビングしたりエアチェックしたりして貯めた洋楽ポップスのカセット聞いてたりするので、申し訳ないけどスルーさせてください。それで、今日はこの記事。 期限迫りあせり、不正次々 三井物産DPFデータ捏造(asahi.com) なかなか見てきたように書かれていて面白い記事なんだけど、何かすごく大事なことが書いてない気がするんだよな、これって。結局全国紙の取材ってこのレベルでおしまいなのね、JR西の時もそうだったけどさ。 裏取り取材としか全然してないブログの分際であーだこーだ言うのも何だけど、最近この手の面白おかしいルポ風の記事が、冷静な問題分析よりも(新聞社内の)社内評価が高いんじ

    コンプライアンスで問題を起こす企業の特徴 - R30::マーケティング社会時評
    rararapocari
    rararapocari 2005/06/16
    三井物産問題
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