作家の村上春樹さんが月刊誌「文芸春秋」の2013年12月号に発表した短編小説「ドライブ・マイ・カー」に不適切な表現があるとして、北海道中頓別町の町議6人が問題視したことをめぐり、村上さんは7日、版元の文芸春秋を通じて見解を発表した。 同作について、村上さんは、北海道への親近感や中頓別の名前の響きが好きだったことから執筆したと説明。住民らを不快な気持ちにさせたとすれば残念として、単行本化の際、別の名前に変える方針を示した。 同作には、同町出身の女性ドライバーが、火のついたたばこを窓の外に捨てる場面があり、「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」などと描写する場面があった。