ブラック企業ユニオンが10月18日に厚生労働省記者クラブで会見を開き、アニメ制作会社「STUDIO 4℃(スタジオよんどしい)」の社員Aさんが未払い残業の支払いを求めて同社を提訴したと発表しました。 STUDIO 4℃の現役社員Aさん(ご本人の希望でお名前は匿名としています) 会見にはSTUDIO 4℃で制作進行として働くブラック企業ユニオンの組合員・Aさんのほか、旬報法律事務所の大久保修一弁護士、蟹江鬼太郎弁護士、ブラック企業ユニオン代表の坂倉昇平さんが出席。提訴に至るまでの経緯を語りました。 今回の訴訟で求めているのは、未払いとなっている残業代286万7375円(2017年4月1日~2019年7月31日)と付加金。Aさんは専門業務型裁量労働制を適用されて勤務していましたが、この「裁量労働制の適用が違法であったことが今回の訴訟の主張な論点の一つとなる」と坂倉さんらは語ります。 左から坂倉