台湾の蔡英文政権が、サイバー攻撃や台湾海峡周辺での軍事的な活動、フェイク(偽)ニュースの拡散など武力攻撃とは判断できない「グレーゾーン事態」への警戒を強めている。台湾軍は、中国の習近平指導部が台湾社会を混乱に陥らせ、「戦わずして台湾を勝ち取る」ことを狙っているとみている。 台湾国防部(国防省)が発表した2021年版の国防報告書によると、19年~21年8月、中国からのサイバー攻撃とみられる異常なアクセス数は14億回を超えた。国防部は7月、政府や軍の関係者、与野党幹部らが利用する無料通話アプリ「LINE(ライン)」のアカウントがハッキング被害に遭ったと発表している。中国がサイバー攻撃によって中枢機能の破壊を試みる可能性があり、台湾当局は対策を強化する方針。 国防報告書によると、20年9月~21年8月には中国人民解放軍の戦闘機「殲16」や対潜哨戒機「運8」、爆撃機「轟6」など延べ554機が台湾の
![台湾、中国からの「グレーゾーン」攻撃を警戒 対策強化へ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0333707d266f5e88120f2c37622f2f92bfc72017/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-amd%2F20211114-00000025-mai-000-2-view.jpg%3Fexp%3D10800)