トルコ・イスタンブールのバザールの前で紅茶を売る人(2021年11月24日撮影)。(c)Aris MESSINIS / AFP 【12月2日 AFP】トルコとアゼルバイジャンの紅茶文化が1日、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の無形文化遺産に登録されることが決定された。「アイデンティティー、もてなしの心、社会的交流」の象徴とされた。 トルコでは一日中紅茶が飲まれている。小型のサモワール(喫茶用湯沸かし器)で入れ、手のひらに収まる大きさのチューリップ形のガラス製カップで提供されるのが伝統だ。 ユネスコは「アゼルバイジャンとトルコの紅茶文化は、人をもてなし、社会的絆を築き、それを維持する重要な社会的慣習となっている。共同体において重要な瞬間を祝うためのものともなっている」と説明した。 トルコ各地のバザールでは今でも、店の従業員や客に売り子が紅茶を売り歩いている。 ユネスコによると、