ブックマーク / nowokay.hatenablog.com (12)

  • 建築では多重下請けでやれてるのに業務システムでだめなのはなぜ? - きしだのHatena

    建築では多重下請けでやれてるのに業務システムでだめなのはなぜ?という質問がブコメであって、似たような話もいくつか見かけたのですが、建築などの施工図面に相当するのはソースコードで、建築現場で多重下請けでやってる作業は、ソフトウェアだと(でも?)ビルドです。なのでソフトウェアでは自動化されています。 もしも業務システムの納品物が、バベッジの階差機関のような歯車を組み合わせた機械式の計算機で、ビル一棟分に歯車をつめこんで組み立てて納品するというようなことになれば、多重下請けで分業してビルドするのが最もよい方法ということになると思います。 追記 「継続的デリバリーのソフトウェア工学」では、「ソフトウェア開発を選んだ私たちがバカでない限り、私たちにとっての製造とは、ビルドボタンのクリックです」とあります。橋梁建設を例に、物理的な製造・生産との違いが説明されています。 継続的デリバリーのソフトウェア工

    建築では多重下請けでやれてるのに業務システムでだめなのはなぜ? - きしだのHatena
  • 日本のSIerの技術力の低さの要因から考えるアメリカソフトウェアの強さ - きしだのHatena

    この連休はなんだかSIerについて考えることが多かったのですが、そういうことを考えると、なぜアメリカのソフトウェアが強いのかがわかってきた気がします。 まず、もちろんSIer技術力が低いといっても技術力が高いSIerもいるわけで、とくにこのブログを見てる人だと技術力の高い側にいる人が多いと思います。 けれども、DX白書2023によればSIerIT人材というのは75万人いて、技術力の高い人はその一部で、多くは技術力の低い側にいるんじゃないでしょうか。 https://www.ipa.go.jp/publish/wp-dx/gmcbt8000000botk-att/000108046.pdf 2014年、ちょうど10年前に、プログラマはSIerと自社サービスで2分化するんではないかというブログを書いていますが、そのまま現実になった形です。 プログラマ業界の二分化 - きしだのHatena

    日本のSIerの技術力の低さの要因から考えるアメリカソフトウェアの強さ - きしだのHatena
  • Javaで最低限おさえておいてほしいクラス・インタフェース35 - 2024年版 - きしだのHatena

    ま、このくらい知っておいてもらわないと&とりあえずこんだけ知ってればだいたいの処理が書けるクラス・インタフェースをまとめてみました。2024年版。 詳しく知りたい人は「プロになるJava」を! java.lang.Class java.lang.Exception <- new java.lang.Integer java.lang.Object <- new java.lang.Runnable java.lang.String java.lang.System java.lang.Thread java.nio.file.Files <- new java.nio.file.Path <- new java.io.InputStream java.io.InputStreamReader java.io.BufferedReader java.io.OutputStream java.

    Javaで最低限おさえておいてほしいクラス・インタフェース35 - 2024年版 - きしだのHatena
  • サーブレットを「JavaでのWebアプリケーションの基礎」として最初に勉強させるのをやめてあげてほしい - きしだのHatena

    研修がはじまるという画像でサーブレットJSPのが並んでて、サーブレットを最初に勉強させるのをやめてあげてほしいと思った話。 オブジェクト指向もそうなんだけど、現状で使わなくなっているにもかかわらず情報更新がされずオブジェクト指向やサーブレットJSPが教えられ続けが売り続けられるという現状がある。 でももうさすがに変わってほしさ。 ただ、JSPはそこまで悪くないので、サーブレットで話を進める。(ただし、サーブレットが動かない環境ではJSPは動かない) 使われていない まず、いまの案件の多くがSpring / Spring Bootになってて、サーブレットをさわるということは少ない。 2020年のJetBrainsの調査ではこんな感じ https://blog.jetbrains.com/ja/idea/2020/10/a-picture-of-java-in-2020-ja/ 2021年

    サーブレットを「JavaでのWebアプリケーションの基礎」として最初に勉強させるのをやめてあげてほしい - きしだのHatena
    rck10
    rck10 2023/07/16
    基礎としてならフレームワークは前提にしない方が良いとは思うが、即戦力が欲しい現場がこういうこと言いたくなるのもわかる。
  • ChatGPTの登場でWeb3への興味が急速にしぼんでいる - きしだのHatena

    MidjourneyやStable Diffusionのような画像生成AIが出たりChatGPTが出たりで、Web3で騒いでいたところがAIに移行した感じあります。 Google Trendsだと、生成AIは完全にWeb3を抜いています。 メタバースも抜いたところ。 ChatGPTは圧倒的です 実際にニュースどうなってるか見てみると、Web3に関するニュースは4月以降は出ていないです。 5月に一件あるのは、AI規制の話をWeb3の人が話したというもので、Web3の記事ではないです。5月はあと3日残ってるけど、そんなになさそうな気が。 3月には「Web3格採用」のような記事が多いことを考えると、突然死のようにも見えます。 朝日新聞、INTERNET Watch、ITmediaエンタープライズ、日経xTech IT, エレキでのWeb3事件数は次のような感じ。 去年6月に盛り上がって漸減傾

    ChatGPTの登場でWeb3への興味が急速にしぼんでいる - きしだのHatena
  • シンギュラリティは来ない - きしだのHatena

    ChatGPTが思いがけずいろいろなことを人間より賢くやっているのを見てシンギュラリティという言葉を使う人が増えたように思いますが、逆に、シンギュラリティは来ないのではという思いを強くしています。 まず、この文章でのシンギュラリティがなにかという話ですが、レイ・カーツワイルが「シンギュラリティは近い」の1章の終わりで「さあ、これが特異点だ」といっている特異点、そのシンギュラリティです。 シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき 作者:レイ・カーツワイルNHK出版Amazon この特異点は単にAIが人間より賢くなるというだけではありません。人間より賢くなるだけだと、便利な道具が増えるだけなので、大騒ぎするほどの変化は起きません。人の仕事を奪うといっても、蒸気機関ほどでもないですね。印刷機などと並んで、人の生活を変える転換点にすぎず、ただひとつの点をあらわすシンギュラリティには なりま

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  • オブジェクト指向はコードを複雑に読みにくくする - きしだのHatena

    「オブジェクト指向するとプログラムが読めなくなるから禁止」のような話は昔からあって、新しい技術についてこれない人を揶揄するようなニュアンスで使われていましたが、実際にはこれはオブジェクト指向迷路にうんざりした現場での率直な意見だと思います。 オブジェクト指向は、まじめにやるほどプログラムを読みにくくするという性質をもっています。 ※ 使い方次第というコメントついてますが、だからこそちゃんと性質をしっておく必要があると思います。 オブジェクト指向の代表的な指針を3つあげると次のようなものがあります。 オブジェクト同士の連携としてプログラムを組む 単一責務の原則 インタフェースと実装の分離 まず、オブジェクト同士の連携でプログラムを組むと、コードが飛びまくって追いにくくなります。そして単一責務の原則により、小さいクラスが大量に生成されて、追いにくさがさらにあがっていきます。 ダイクストラ先生が

    オブジェクト指向はコードを複雑に読みにくくする - きしだのHatena
    rck10
    rck10 2023/02/25
    "密結合"してた古のモジュール達が変更や修正に弱すぎ、究極の"疎結合"を目指した結果が"抽象化"のような。"ドメインロジックを全部契約DTOに突っ込む"のは現実的ではないので、ドメインモデル貧血症は仕方ないような。
  • ChatGPTのヤバさは、論理処理が必要と思ったことが確率処理でできるとわかったこと - きしだのHatena

    ChatGPTのヤバいところは、論理処理が必要だと思っていたことが、じつは多数のデータを学習させた確率処理で解決可能だと示したことだと思います。 たとえば、このように正規表現にマッチする文字列を生成するには、特別に専用の論理処理が必要だと思っていました。 前のブログのときには特殊処理が必要だと考えてましたね。 ウソはウソと見抜ける人じゃないとChatGPTを使うのは難しい - きしだのHatena けど、123_45678world.mdはマッチするのにマッチしないと言っているので、そのような誤りが入ることを考えると、どうも確率処理だけでやっているようです。 考えてみると、3層以上のニューラルネットであれば論理素子を再現できるので、ディープラーニングで論理処理を模倣することは可能なんですよね。 バックプロパゲーションでニューラルネットの学習 - きしだのHatena そもそも論理は、多数の

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  • APIといえばWeb APIになった現在、ローカルAPIは専らライブラリと呼ばれる説 - きしだのHatena

    APIというとWeb APIのことを指すようになってしばらくたちますが、こういう場合WebじゃないほうのAPIを指すレトロニムができるはずなんですよね。 例えばこのエントリのタイトルではローカルAPIという言葉を使ったけど、埋め込みAPI、組み込みAPIという言い方も可能な気はして、そしてどれもしっくり来ない。シェアドライブラリを考えると埋め込みAPI / 組み込みAPIというのは不適切でローカルAPIが適切な気がするけど、違和感が大きい。 元々でいうと、アプリケーションプログラマがなんらかミドルウェアなどを使うための入り口というのはAPIで、SQLAPIのひとつだったりした。 C.J.DateとCodd博士の「The relational and network approaches: Comparison of the application programming interfac

    APIといえばWeb APIになった現在、ローカルAPIは専らライブラリと呼ばれる説 - きしだのHatena
    rck10
    rck10 2023/01/01
    "APIというとWeb APIのことを指すようになって" / ?????
  • 「オブジェクト指向神話からの脱却」という特集をWEB+DB PRESSで書きました - きしだのHatena

    「オブジェクト指向神話からの脱却」というあおり気味タイトルの特集をWEB+DB PRESS vol.132で書きました。 12/24発売!クリスマスプレゼントです WEB+DB PRESS Vol.132 作者:きしだ なおき,加藤 尋樹,斉藤 洸紀,牟田 裕太郎,吉澤 政洋,朝日 リナ,鈴木 僚太(うひょ),川島 義隆,五十嵐 進士,末永 恭正,佐藤 雄太,吉井 健文,牧 大輔,西山 和広,吉田 花春,古川 雅大,岡林 大,池澤 春菜,和田卓人,日高 正博,はまちや2,竹原技術評論社Amazon 大まかには、「オブジェクト」でソフトウェアをぜんぶ考えるということに無理があったので、パーツそれぞれ適したやりかたでやっていこうぜ!という内容です。 ソフトウェアを切り出したときのパーツとしてのオブジェクトの特性が同質であるという暗黙の前提があって、だから「オブジェクトの話をすればソフトウェア開

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  • プログラミング言語の入門が終わったら何の勉強をすればいいの? - きしだのHatena

    JJUG CCC 2022 Fallで「Javaの入門が終わったら何の勉強をすればいいの?」という内容で発表を行いました。 基的なものが作れるようになったけども、イマイチプログラムが組めないというときに、何を勉強すればいいかをまとめました。 入門が終わって作りたいものがあれば作っていきましょう、業務で言われたものが作って行こう、でもなんだかちゃんとしたものが作れないな、もっとちゃんとしたものを作りたい、次のステップに進みたいというときに勉強していく感じです。 資料はこちらです とりあげたについてまとめておきます。 開発作業について 概要 プログラミング言語 アーキテクチャ ミドルウェア ネットワーク デプロイ 理論 開発手法 開発プロセス まとめ フレームワークは入門でやってる前提です。Java入門書「プロになるJava」ではJavaの基から簡単なDB操作、Spring Bootまで

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  • さよなら「あなたとJAVA」 - きしだのHatena

    みんなから愛された「あなたとJAVA」の役割が終わったようです。 「Java」で検索するとjava.comのサイトがひっかかるのですが、このサイトは古いまま放置されていて、Javaの学習を始める人にとっての罠になっていました。 https://www.java.com/ja/ 「あなたとJAVA」というキャッチコピーの脱力感と、「ダウンロー」で改行され「ド」だけが目立ってしまう間のヌケかたから大人気のサイトでしたが、かっこいいものではない・・・ もともとはJAVA+YOUで、2008年JavaOneのキャッチコピーでした。これは大文字だけのデザインだからよかったのだけど、日語訳するときJAVAだけ大文字で残ってしまい「JAVAではなくJava」の説得力をなくさせてくれていました。 それに、ほとんどの人がJavaのプログラミングの勉強をしようとして「Java」を検索するのにJREの配布サイ

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