◆ Catalyst QoSの概要 QoSを有効にすることで、音声などの特定のトラフィックをデータなどのほかのトラフィックよりも優先的に 処理したり、特定のトラフィックのトラフィック量を制限したりできます。一方、QoSを有効にしない場合、 Catalystスイッチはパケットの内容やサイズに関係なく、各パケットにベストエフォートで処理していきます。 信頼性、遅延限度、スループットなどの保証はなく、受信したパケットから順番に何も考えずに送信します。 ◆ Catalyst QoSの優先度情報 QoSはIETFの新しい規格であるDiffServアーキテクチャに基づいて実装されます。このアーキテクチャでは ネットワークに入るときに各パケットを分類することが規定されています。その分類情報はレイヤ3パケット またはレイヤ2フレームで伝達することができます。レイヤ2の場合は「CoS」、レイヤ3では「Pre