なぜ客を集められたのか、不思議だ。「ズンズン運動」と称した首をひねる怪しげなマッサージで生後4カ月の男児を窒息死させ、業務上過失致死で大阪府警に逮捕された新潟県上越市のNPO法人元理事長、姫川尚美容疑者(57)。 姫川容疑者の施術は医学的根拠がないのに1時間1万円と高額。ズンズン運動で意識を失うなど、体調がおかしくなった乳児は他にも複数いたにもかかわらず“客”が絶えなかったというから、驚く。 「約12年間で6000人以上の乳児を施術していたといいます。『免疫力を高め、アトピーに効果がある』などとうたって集客し、『大学教授から免疫学の裏付けを得ている』などとウソの説明で信用させていた。カルト集団の教祖のように口八丁手八丁、施術に訪れた客をスタッフで囲むなどして、抜け出せない雰囲気をつくっていたそうです」(捜査事情通)