近年、音楽界に“スター”が不在とも言われている中、宇多田ヒカルが、4月スタートのNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK総合)主題歌、さらに4月からの『NEWS ZERO』(日本テレビ系)新エンディングテーマとして新曲を提供し、いよいよ再始動する。2010年12月10日の横浜アリーナ公演を最後にアーティスト活動を休止してから5年4ヶ月、日本中のファンが待ち望んでいた復活と言っても過言ではないが、音楽関係者にとっても低迷する市場における、“起爆剤”として、大きな期待を寄せられている。果たして彼女は再び社会現象を巻き起こす存在となれるのだろうか? ■10代半ばにして歴代1位の売上 あまりにも“早熟”すぎた天才 1998年12月にシングル「Automatic/time will tell」でデビューした宇多田。当時、まだわずか15歳の少女が作り上げたとは思えないほど完成された楽曲、他を魅了す