かきの養殖が盛んな東広島市安芸津町の沖合では、2日朝6時ごろから水揚げ作業が始まりました。養殖業者が船のクレーンを使って、海中からかきがびっしりとついたワイヤーを引き上げると、はさみでワイヤーを切断し成長したかきをかごの中に次々に入れていきました。 引き揚げられたかきは港の作業場へ運ばれ、「打ち子」と呼ばれる人たちが手作業で身を一つ一つ丁寧に取り出していました。 今シーズンのかきはおよそ5センチほどとほぼ例年並みで、このあと冬にかけて、さらに大きくなるということです。 かきの養殖業者の森下純二さんは「少しでも身が大きくなるよう頑張って育てたので、焼きがきやカキフライなどにしておいしく食べてほしい」と話していました。 かきの水揚げは来年5月ごろまで続き、仲買業者を通じて東京や大阪など全国に出荷されるということです。