大手生命保険会社4社のことし4月から6月までの3か月間の決算は、円高の影響で保有する外国債券からの利息が円換算で減ったことなどから、本業のもうけを示す基礎利益が4社とも減益となりました。 各社がそろって減益となったのは、円高によって円に換算した外国債券の利息が目減りしたためです。また、日銀のマイナス金利政策の影響で資金の運用が難しくなっていることから、貯蓄性のある一部の保険商品の販売を停止したことなども減益の要因となっています。 生命保険各社は、今後の資金運用について、マイナス金利政策の影響で国内の運用環境が厳しいため、円高に伴うリスクはあっても少しでも高い利回りが期待できる外国債券への投資を増やしていくとしています。
