アメリカ国防総省は、イラク北部で過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦の支援に当たっていたアメリカ軍の特殊部隊の隊員がISによる攻撃で死亡したと発表しました。 国防総省の当局者によりますと、死亡したのはアメリカ海軍の特殊部隊「シールズ」の隊員で、ISとの地上戦を戦っている地元のクルド人勢力への助言や支援に当たっていて、戦闘の前線の部隊の3キロから5キロ後方で攻撃を受けたということです。 イラクでの対ISの軍事作戦でアメリカ兵が死亡したのはこれで3人目だということです。 イラクでは、ISの重要拠点となっている第2の都市モスルの奪還に向け、地上戦を戦うクルド人勢力やイラク軍が攻勢を強めようとしていて、これを支援するためアメリカ軍も作戦の助言などに当たるアメリカ兵を200人増員するなどの強化策を打ち出しています。 一方で、アメリカ軍は、助言に当たるアメリカ兵を前線に近い部隊にも配置