日本製紙は1月16日、連結子会社の北上製紙(岩手県一関市)が7月末で全事業から撤退すると発表した。 1948年の創業以来、東北地区を中心に新聞用紙や段ボール原紙を供給してきたが、古紙など原材料価格の上昇で事業環境は厳しく、2017年3月期は約54億円の売上高に対し約17億円の最終赤字を計上するなど、赤字経営が続いていた。 コスト削減などに取り組んだが、「今後の損益改善、安定した黒字化は困難」と判断、全事業からの撤退を決めた。 事業停止後、会社は解散・清算する方針。
「大きな流行の波は一巡して、ブーツの売り上げは下がり続けていますよ」。こう語るのはある靴専門店の幹部だ。 【写真】一時期は、このデザインのブーツが大ブームになったが… 真冬の女性ファッションの定番だったブーツが、”過去のもの”となりつつある。通勤用やフォーマルな行事向けに一定の買い替え需要が見込める紳士靴やパンプスに比べ、ブーツの売れ行きは流行に左右されやすい。 ■店頭のブーツは減っている 1990年代後半から2000年代にかけては、20~30代の女性を中心にロングブーツが絶大な人気を誇り、ミニスカートやショートパンツと合わせて履くニーハイブーツもヒット。2010年ごろになると「UGG(アグ)」を筆頭とするムートンブーツが幅広い世代の支持を受けた。 だが、数年が経つとそれらのブームも次第に落ち着いていった。その後もショートブーツなどの流行商品は出てきたが、かつての勢いを取り戻すには至ってい
日本海沿岸で北朝鮮籍とみられる木造船の漂着・漂流が相次ぎ、政府・与党に危機感が広がっている。 自民党の青山繁晴参院議員は30日の参院予算委員会で「北朝鮮が兵器化した天然痘ウイルスを持っているというのは国連の専門官の間でも常識だ。飛沫感染でうつる。もし上陸者に一人でも感染させられた人がいたら、ワクチンを投与しないと無限というぐらい広がっていく」と述べ、バイオテロにつながりかねないとの認識を示した。 青山氏は「北朝鮮から漂着した人について、帰国したいから帰すという、その場しのぎの対応では重大なことにつながりかねない」と指摘した。 これに対し、小此木八郎国家公安委員長は、11月に入り北朝鮮籍とみられる木造船の漂着案件が秋田県で2件、新潟県で1件あったと説明した上で「北朝鮮からミサイルが発射された。相当重い状況だと思い、警察幹部に不断の注視を怠らないよう指導していきたい」と述べた。 木造船はレーダ
日本放送協会(NHK)の記者だった女性(当時31)が2013年7月に心不全で死亡したのは過重労働が原因だったとして、14年に渋谷労働基準監督署が労災を認定していたことが分かった。NHKが4日、発表した。ピーク時の時間外労働は月150時間を超えていた。 職員が労災認定を受けてから3年余り、NHKは局内で起きた過労死を公表していなかった。この間、電通の過労自殺事件をはじめ、過労死問題を手厚く報道しており、公共放送としての報道姿勢が問われそうだ。 NHKや遺族の説明によると、亡くなったのは、入局9年目だった佐戸未和(さど・みわ)さん。05年3月に一橋大法学部を卒業後、同年4月に記者職としてNHKに入局。鹿児島放送局で5年間勤めた後、10年7月から東京・渋谷の首都圏放送センターで勤務していた。 同センターでは、主に東京都政の取材を担当。都庁の記者クラブに所属していた。亡くなる直前は、13年6月の都
安保反対で委員長席に詰め寄ってたのに…「希望」へ合流希望の民進候補予定者 “雄姿”どこへ、主張リセット 小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」が、民進党からの合流希望者に、憲法改正や安全保障関連法への賛成を求めている。民進党議員といえば、旧民主党時代から安保関連法などの審議で反対のプラカードを掲げ、その“雄姿”がテレビカメラに映るように、与党に詰め寄った。民進党関係者は今、過去のリセットを求められている。(中村雅和) 平成27年7月15日、衆院平和安全法制特別委員会で安保関連法案が採決された。佐賀2区で出馬する現職、大串博志氏(比例九州)は、委員長席に押しかけた。隣の辻元清美氏と一緒に、採決を中止するよう、大声で詰め寄った。 大串氏はブログでも「憲法違反の安保法案を阻止できなかったこと。これが痛恨でした」(27年9月25日)と発信した。法案の反対集会に参加した際の写真には、「戦争法はいら
民進党の前原誠司代表が絶体絶命のピンチに陥っている。「誰かを排除しない」と宣言して新党「希望の党」との合流交渉に入った直後、希望の党代表の小池百合子東京都知事にリベラル派を「選別」するどころか「刺客」を差し向けられ、民進党内の不満が噴出。枝野幸男代表代行らはリベラル派新党の結成に向けて動き出した。与党幹部は「選挙に勝つためだけの醜い抗争」とほくそ笑んでいる。 「あれだけ『みんなで新しい器で民進党の理念を実現しよう』と言ったのに、前提が違うじゃないか。時間切れで対応できなくなる前に会って話が聞きたい」 枝野氏は1日朝、前原氏に電話をかけ、衆院選での対応を決めるため、希望の党との候補者調整の状況を説明するよう迫った。しかし、前原氏は「とにかく交渉を頑張っている。夕方まで待ってくれ」と言葉を濁すだけで終わった。民進党の玄葉光一郎総合選挙対策本部長代行がこの日、希望の党の若狭勝前衆院議員と断続的に
今年12月に予定されていた世界初のヒトの頭部移植手術は、来年に見送られることが決定した。日程はまだはっきりしていないが、1~3月に実施されるとの見方が強い。 「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」 頭部移植のパイオニア、セルジオ・カナベーロ医師は、9月19日(現地時間)に自身のフェイスブックを更新。年内の手術実施はないことと、患者をロシア人から中国人に変更することを明らかにした。 これまでの予定では、人類初の頭部移植手術を受けるのはロシア人コンピューター科学者のバレリー・スピリドノフだった。手術は文字通り、スピリドノフの頭部を切り離し、ドナー(死体)の体に付け替えるもので、これまでにイヌやサルなどで実験を重ねてきた。 スピリドノフは、筋肉や脊髄神経が徐々に委縮していく「ウエルドニッヒ・ホフマン病」を患っており、幼い頃から車いすでの生活を余儀なくされている。 この2年間スピリドノフは
高橋まつりさんの過労自殺を発端とした電通の違法残業事件で、労働基準法違反の罪に問われた同社の初公判が9月22日、東京簡裁で開かれ、即日結審した。検察は50万円を求刑した。 閉廷後、裁判を傍聴した、まつりさんの母・幸美さんが厚労省記者クラブで会見を開き、「(娘はかえって来ないので)非常に複雑だが、感慨深い心境があった」と内心を語った。 裁判には山本敏博社長が出廷し、幹部3人が過労自殺したまつりさんを含む従業員4人に、違法残業をさせたことを認め、反省とお詫びの言葉を述べた。これに対し、幸美さんは「電通は、娘が入社する前にも(労働環境改善についての)立派な計画を発表していました」「遺族としては、にわかに今日の社長の言葉を信じることはできません」と厳しい表情で語った。 記者から裁判の中で印象的な場面は、と問われた幸美さんは「電通のずさんな労働時間管理や認識の甘さ、おざなりな対応で(まつりさんが)亡
■従順で主体性に欠けた学生が抱える問題とは? 学生が主体的に考え、動ける力を育成するため、大学で「アクティブラーニング」が導入する動きが盛んになっている。実践する大学も増えてきているが、教員が教育内容にさまざまな工夫を凝らし、活発な活動を引き出そうとしても、その流れに乗れない学生は少なくない。特に、どのような学力の学生も受け入れる「教育困難大学」では顕著だ。彼らは、授業の場には必ずいるのだが、アイデアを出したり、人の意見を理解して、そこから新しい考えを生み出したりすることができない。 このタイプの学生たちは、どんな形態の授業でも、一応まじめに参加する。座席が指定されていない場合には、目立たないと考える後方の席を取ろうとする学生たちとは異なり、比較的前のほうの座席に座る。授業中に居眠りをしたり、スマホをいじることもなく、真剣に授業に取り組んでいるように見える。 しかし、試験を行うと、まじめな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く