金日成生誕100年にあたる15日におこなわれた閲兵式で、金正恩第一書記(29)が初めて公の場で演説を行い、朝中社(朝鮮中央通信社)などによって肉声が披露されました。 この演説について韓国の朝鮮日報(韓国語版)では、演説の最中、ずっと左右に体を動かし、原稿に目を落としたまま聴衆に目を向けることもできず、声質は悪くはないものの抑揚がなく覇気が全く感じられなかった、と酷評。 また同紙では、「金日成の演説を真似たようにみえる。演説序盤は発声が不安定で、最高指導者としての重量感に欠け、情緒不安定まではいかないとしても、自らの地位にぎこちなく戸惑っているような印象だ」という崇実大、高麗大教授の見方や「幼い指導者の姿を見た北朝鮮住民は感動どころか失望を覚えたにちがいない。録画中継ならある程度は隠すこともできただろうに、生中継では北の広報活動家たちもどうすることもできなかったのだろう」という政府関係者の談