段々と暖かくなってきた。 そろそろ春の到来である。 だが、私は春には良い思い出がない。 こんな良くない季節は、 他には夏と秋と冬ぐらいだろう。 暗黒スプリングエピソードはいくつかある。 今日はその1つ、 中学入学時の話を書こう。 私は中学受験というものをした。 その理由は、小学生時代に とある中学の文化祭に行った時のこと。 あれは化学部の展示であった。 部員達が金魚を液体窒素で凍らせて、 そのまま水槽に入れてみる。 すると、金魚は生き返って 動き出したのだ! あ、良い!私も金魚凍らせたい! 君に決めた! 私はその場で志望校を決定した。 その後は塾で殴る蹴るなどの 暴行を受けながら(本当にされた) 必死に勉強し、 なんとか第一志望にすべりこんだ。 サクラ、咲く。 しかし、入学してすぐに 化学部へ見学に行ってみると、 ここがとんでもないカルト集団だった。 金魚はどこにもいないばかりか、 いきな