「トルコで出会った路地裏レシピ(口尾麻美)」(参照)は書店で人待ちしているとき、たまたま見かけて、その時は買わなかくて、あとから思い出して、後悔して、買った。ああ、懐かしいなという思いがじわじわと来た。 いわゆるトルコ料理の本というわけではない。タイトルのとおり、路地裏レシピ。屋台料理を含めた大衆食堂的な料理が基本。本書の構成からもわかる。第1章、メイハネ(=居酒屋)レシピ、第2章ロカンタ(=大衆食堂)レシピ、第3章スタンドフーレシピ。とはいえ、高級ホテルでもビュッフェ(バフェ)だと基本はこんな感じ。 日本にあるトルコ料理だとつい串焼き肉のケバブが多いけど、この本にあるようにトルコだと、というかイスタンブルとかだと、むしろ豆料理とか野菜料理が多い。エフェスような海側だと魚や貝の料理も多い。新鮮な果物やドライフルーツも多い。ベジタリアンにはけっこう天国なところ。 この本だが、書店で手にしたと