シー・シェパード再び活動 漁船など撮影 岩手・大槌 シー・シェパードのメンバーが撮影していた岩手県大槌町内の魚市場=19日 反捕鯨団体「シー・シェパード」のメンバーがイルカ漁の監視活動のため入った岩手県大槌町で東日本大震災に遭い、住民の善意に助けられた後、今月再び町を訪れて漁業施設などを撮影していたことが分かった。漁業関係者は「生活の見通しも立たない時に、いざこざを起こしてほしくない」と心配している。 漁業関係者によると、2月下旬以降、複数のシー・シェパードのメンバーが大槌町に滞在。大槌漁港でイルカ漁にかかわる漁業者や漁船、魚市場などをビデオやカメラで撮影した。その様子の一部は同団体の公式ホームページ(HP)に掲載した。「イルカの虐殺を暴き、やめさせる」ためだとしている。 HPなどによると、メンバー6人は3月11日、警察車両に監視されながら大槌漁港を乗用車2台で走行中、地震に見舞われた