某自動車メーカーのCMで、しずかちゃんが河原でヴァイオリンを弾く。残念ながらその音は美しいとはいえず、のびただちだけでなく、猿も卒倒して木から落ちる。 マスオさんもそうであるように、古くから聞くに堪えないヴァイオリンの音色は、マンガのネタになってきた。しかし、音楽センスのありそうなしずかちゃん。なぜ、そんなにひどい音しか出ないのだろうか。 ヴァイオリンは、弦楽器に分類される。弦楽器は、その名のとおり、張った弦を振動させて音を出す楽器だ。ギターやマンドリンは、指で弦をはじく。ピアノは、鍵盤楽器と区分されそうだが、内部では、鍵盤を押すことによって動作するハンマーが弦を叩く。 ヴァイオリンの場合、弦を弓で擦ることで振動させ、音を出す。弓には、脱色した馬の尻尾の毛が張ってある。これだけでは摩擦がないため、松脂をつける。松脂を塗った毛が弦と擦れ合うことで、振動するわけだ。 しかし、この擦れ合うという
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