恒例のやつです。今年の1月から6月末までに私が読んだ本の中で、面白かった本10冊のまとめ。SF小説が増えました。 10位 『旅のモザイク』澁澤龍彦 旅のモザイク―渋澤龍彦コレクション 河出文庫 作者: 渋澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2002/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 3月末〜4月にかけて南イタリアに行っていたのだけど、旅先の観光スポットはこちらのエッセイを参考にまわっていた。パレルモ郊外の「パラゴニア荘」は本当に行ってよかった。昔のパレルモはかなり治安が悪かったらしい。今はそんなに怖くない(野犬以外は)。 このパラゴニア荘の彫刻を作らせたご主人(18世紀の人)は、妻に畸形の子供を産んでくれと頼んだりした変人で、ここを作ったために財産を喰いつぶしたらしい。外観が気味悪いので当時の住民からは不評だったとか。邸宅の中央の