国際化に伴い,刑事・民事・家事・少年事件を扱う裁判所において,法廷通訳人の存在と役割が不可欠になって久しい.しかし,法廷通訳人は裁判の一翼を担う人材でありながら,裁判所の「黒子」として見過ごされる傾向にあり,制度も運用も様々な困難を抱えている.裁判員制度導入を契機に法廷通訳に対する社会的な関心が高まるなか,法廷通訳および法廷通訳人の現状と課題を明確化し,より迅速かつ適正な裁判のあり方を追究する. 目次 はじめに 第Ⅰ部 概説 第1章 日本の裁判所における通訳と翻訳 第2章 裁判員制度における要通訳刑事裁判の特徴 第Ⅱ部 法廷通訳人の声 第3章 裁判員裁判時代の法廷通訳人- 数量調査結果とその考察 第4章 裁判員裁判を経験した法廷通訳人- 聞取り調査結果とその考察 第Ⅲ部 通訳翻訳実務上の諸問題 第5章 司法通訳翻訳における中国語の多様性 第6章 要通訳の刑事手続における〈リンガフランカ〉と
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