この研究会について 趣旨(2021.10.23版) 現状、多くの哲学研究者が探究のためのデータとして利用しているのは、自分や他人の論文や本の他には、自分の直観のみです。書き物と直観だけで、他者や価値、行為や合理性などに迫ろうとしています。流石にこれはどうなんだろう……という反省から、アンケートを用いた統計的研究や、インタビューによる質的研究などの試みが少しずつ始まっていますが、哲学研究の一環として、そうした資料を分析するための方法論への反省が十分に進んでいるとは言えません。本研究会は、こうした事情を踏まえ、エスノメソドロジー・会話分析(EMCA)を対照例として用いることで 資料を用いた哲学研究の方法論 について議論を深めるために設立するものです。 本会が 特にEMCAを選ぶ理由は以下のとおりです: 哲学の研究方法論へのアプローチは様々にあり得ますが、そのうち特に「資料とその分析の仕方」にフ
2018/5/9 追記 寄稿連載「植田かもめの『いま世界にいる本たち』」でも本書を取り上げました! 翻訳版「あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠」が2018/6/13に発売! Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy コンピュータは人を差別するだろうか? 本書"Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy"('数学'破壊兵器:ビッグデータはいかに不平等を助長し民主主義を脅かすか)は、人間の主観に頼らず客観的で中立的な分析を目指したはずのデータ活用に潜む罠を提起する。 データサイエンティストである著者のキャシー・オニー
2019年11月11日、日経新聞電子版からこのような記事&ツイートが出ました。 児童手当を「大人の小遣いに充てる」「使わずに残っている」人は年収600万~1000万円未満で39%、1000万円以上では49%。財務省は高所得者への児童手当廃止を含めた見直しを要請します。https://t.co/DaXygJy841 — 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) November 11, 2019 会員限定記事なので全文は引用しませんが、記事にはこのように書かれています。 財務省は2020年度当初予算案の編成で、高所得者への児童手当について、廃止を含めた見直しを厚生労働省に要請する。世帯年収が高いほど「大人の小遣い」といった子どものため以外に振り向ける人が多いとの分析を踏まえ、本当に必要な世帯への給付に絞るべきだと主張する。 (中略) 財務省によると、年収600万~1千万円未満の人のうち、39
昨年末の不正発覚に続き、今夏には都道府県での不正も判明。 どれだけ信用出来るかはともかくとして、一応、先月に一通り、訂正を済ませた模様。 と、言いたいところだが、本年1月11日に公表された、平成16年から平成23年の訂正値について、謎が二つ残っている。 厚生労働省の公表資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03207.html これによると、平成16年から23年の訂正値(給付のための推計値と呼ぶらしい)は、 平成24年から平成29年の訂正値を使って、遡って推計したようだ。 一つ目の謎。 大阪府の不正を受けて、今夏に平成26年以降の数値が更に訂正された。 これは、給付のための推計値の根拠が変化したことを意味する。 にもかかわらず、給付のための推計値の訂正については、何ら公表されていない。 まだ訂正が続くという含みがあるのだろうか。 二つ目の謎。 公表され
2019年3月で近畿大学を退職しました。 先日の行動経済学会で「今どういう状態なのか?」という問い合わせを山ほど受けたのと(ありがとうございます)、友人や共著者に「山根はいま何をしているのか」という問い合わせが殺到している現状を鑑み、自分できちんと発信しておこうと思ってこれを書いています。 問い合わせを受けまくった友人・共著者たち、お手数をおかけしました…。今後はこのURLをそっと差し出してください。 読むのがだるい人向けQ&A Q. 今どういう状態なの? A. フリーランスの研究者をしています。複数の民間企業と業務委託契約を結び、コンサルやデータ分析などをして面白いデータと日々触れ合っています。近々法人化の予定です。 Q. 研究者をやめたの? A. やめてません。むしろ研究者に戻るために大学をやめました。 Q. なぜ近大をやめたの? A. いやになったから Q. 日々どう? A. 最高
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