「フェースシールド・マウスシールドではコロナ対策が不十分」「感染予防策としてはマスクの代わりにならない」――新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中、神戸市健康局がこのほど、このような通知を出し、市民にマスク着用の徹底を呼び掛けた。感染防止策を行政が模索する中、一部のECサイトで販売中のフェースシールドなどには、マスク未着用の写真を使っているものもあり、対応が課題となっている。 神戸市は通知で「フェースシールドは、主にせきやくしゃみで飛び散った唾液などから眼を防護する」「マウスシールドは、表情が見え、着用による暑さを軽減できる」とそれぞれの役割や利点を説明した上で、「感染予防策としてはマスクの代わりにならない」と明言。日常生活でのマスク着用を呼び掛けている。 神戸市健康局によると、市内の保育園で8月中旬、30代の女性保育士が新型コロナウイルスに感染した。この保育士はマスクを着用せず、フェ