2022年度大学入学共通テストの「数学ⅠA」の問題分析は次の通り。データネット実行委員会(ベネッセコーポレーション・駿台予備学校共催)、河合塾の講評を参照した。 昨年より難化、解答の方針が立てにくい問題が増加 昨年と同様、大問5問の構成。第1問と第2問が必答で第3問~第5問の中から2大問を選択する形式も同様だったが、解答群から正しい答えを選ぶ問題が減少したことに加えて、解答の方針を立てにくい問題が増加したため、困惑した受験生が多かっただろう。昨年より難化した。 第1問は図形と計量が昨年から1題増えて2題に。[2]に地図アプリを題材に山頂を見上げる角度を考察する問題が出題された。 第2問[1]は2次関数に集合と命題を融合した問題が出題された。(4)は、2つの2次不等式の解についての論理の問題であった。前設問からの誘導が少ないため、少し解きにくかったであろう。他にもグラフの変化を考えるなど、多