人生後期の階層構造には、そこに至るまでの人生の歩み方が大きな影響をおよぼす。高齢者における階層上の地位、現役時代のキャリアとの関連、所得と資産、居住や社会保障など、人口構成上の比重を増す高齢層からみる階層構造の解明に本格的に取り組む。【シリーズ全3巻/第2回配本】 ※「少子高齢社会の階層構造」(全3巻)のパンフレットをダウンロードできます(クリックするとPDFが開きます) 序 人生後期の階層構造(有田 伸・数土直紀・白波瀬佐和子) I ライフコースと高齢者の地位・生活 1 稼得歴の推定を通じた男性高齢者の社会経済的格差分析(有田 伸) 2 高齢者の健康と社会階層(神林博史) 3 高齢期における住宅のアクセスの不平等(竹ノ下弘久) 4 職歴の記述方法としてのRPD指標の提唱(保田時男) II 老年期の就業・職業キャリア 5 高齢期の社会階層と非正規雇用(太郎丸 博) 6 定年退職期の職業移動