とうとう総選挙になったけれども、消費税の人気は相変わらず根強い。官僚・政治家・学者・財界人はこれまで通り消費税が大好きのようだ。世間の消費税に対する懐疑的な見方を気にしているのか、あるいは黙っておいた方が消費税増税がかえって消費税増税がやりやすいという認識が広まったのか、一時ほど騒々しい消費税のプロモーションはなくなったが、消費税の人気というのは目立たないだけでしっかりある。 その証拠に、今回の総選挙でも消費税の減税、あるいは消費税の廃止を公約として掲げる政党は全くもって見当たらない。どの政党も、「今」消費税を増税するのは反対!と言っているだけである。要するに、消費税を増税する事自体はいい事なのだが、落選したくないから「今」消費税を増税するのは反対、というスタンスなのだ。本音では今すぐにでも消費税の税率を30%くらいに上げたくて仕方がないような政治家もたくさんいるのではないか。 僕はこれま