2019年5月に実施された「学校読書調査」の結果が出た(「学校図書館」2019年11月号)。 「若者の本離れ」ということが80年代からたびたび叫ばれているが、小中高生の読書冊数や不読率(一冊も読まない人の率)は90年代後半にピークに達したものの、2000年代以降、冊数は増え、不読者は低下した。市場動向を見ても少子化に抗うように堅調である。現在では「若者の本離れ」はまったく事実に反する認識だ。 各年の学校読書調査より作成各年の学校読書調査より作成各年の『出版指標年報』(出版科学研究所)と総務省統計局人口推計を元に作成 ところが一方で、80年代から90年代にかけては「子どもが本(書籍)を読まないのは雑誌とマンガのせいだ」としばしば標的にされてきた雑誌は、90年代から読書冊数の減少と不読率上昇が止まらず、発行部数も減少の一途を辿っている。 各年の学校読書調査より各年の学校読書調査より作成各年の『
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