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ブックマーク / ameblo.jp/monex-oki (5)

  • 松本大『日本のお金の回り方』

    というのは色々な意味で変な国でもあり成熟もしています。対GDP比の税収は、所得税+消費税で見ると先進国中最低、しかしお金が回ってないかというと、どんな所でも領収書をもらっている人も多くいますし、かなりの額が税額控除されていて、実際にはそれなりにお金は回っているのでしょう。 資主義経済国家の主な経済活動主体は企業ですが、その企業の生み出す富は、社会か(税金)、資家か(配当金)、労働者(賃金)にしか分配されません。或いは分配しないで内部留保するという選択肢もあり得ます。日の場合、労働者分配に偏重しており、資家や社会にあまり回っていないように見えます。だから税収が少ない。 或いは内部留保が多く、銀行からお金を借りる必要が低くなり、その結果銀行は貸出先に困り、やむを得ず日国国債を買う。そうすると国は税収が少ない替わりに借金を多くして国の仕事をしていかねばならない訳ですが、あら不思議、

    松本大『日本のお金の回り方』
    renny
    renny 2010/07/07
     「京都のお寺さんが、無税の替わりにせっせと街で還流してくれるのと似た構造」
  • 松本大『DLからの電話』

    DLは私の最初のボスです。正確には大学を卒業して入社した際、東京のTKさんが私にとって最初のオフィス・マネージャーであり、7月にニューヨークに行き研修を受け、12月に現地で配属されたデスクの担当役員がDLであり、最初のボスというとTKさんかDLなのですが、実際の金融・投資銀行の仕事ボスと云うと、やはりこのDLだと認識しています。社会人としての最初の上司がTKさん、プロフェッショナルな仕事の上での最初のボスがDL、と云う整理でしょうか。 このDLから、今日突然電話が掛かってきました。用件は、或る意味でちょっと迷惑を掛けたので、その説明をわざわざ直接私にするために掛けてきたのです。律儀な人です。DLはアイリッシュです。以前に何度か書いたことがありますが、私はアイリッシュの人とは相性がいいのです。私の知っているアイリッシュは、みな信義を大切にする人ばかりです。 DLはかつて私が会社を辞める時も、

    松本大『DLからの電話』
    renny
    renny 2009/05/20
    「僕たちはもう友達だから。そして友達には”とても友達”とか”少し友達”とかない。友達は”友達”と云う一種類しかないんだ。」
  • 松本大『北畑事務次官に抗議します』

    朝日新聞などの報道によると、経済産業省の北畑事務次官は、講演の中でデイトレーダーについて、「経営にまったく関心がない。当は競輪場か競馬場に行っていた人が、パソコンを使って証券市場に来た。最も堕落した株主の典型だ。バカで浮気で無責任というやつですから、会社の重要な議決権を与える必要はない」と発言したそうです。 私はこの発言に対して、抗議を述べたいと思います。 先ず「経営にまったく関心がない」と云いますが、北畑氏が資市場にまったく関心がないのではないでしょうか?また、競輪場や競馬場に行く人のことを、暗に「堕落した」人と決めつけているようですが、競輪も競馬も公共賭博ですから、国が率先して国民を堕落させていると云うことでしょうか?そもそもそのように批判されることに気が付かないと云うのは、あまりにもお粗末ではないでしょうか。 それに長期間持ち続けるだけが「いい株主」であると云うのは、株式市場に対

    松本大『北畑事務次官に抗議します』
  • 松本大『斉藤さん』

    産業再生機構が、通算700億円を超える税前利益を残し、4年間の業務を閉じました。 斉藤惇さんが社長に就任した会見をテレビで見たことを、今でもよく憶えています。ケネディ大統領の有名なスピーチを引用して、「国に何をして貰うかではなく、国に対して何が出来るかを追求していきたい」と云うようなことを仰られました。ちょっと芝居じみた面もありましたが、正直カッコいいとも思いました。 斉藤惇さんと産業再生機構の実績については、色々な評価があると思いますが、私は、立派な仕事をされたと思っています。今朝の日経新聞、「経済教室」に、斉藤さんの寄稿がありました。3000字を越えると思われる分量の文章の中に、斉藤さんの気持ちが、控えめながらに滲み出ている気がしました。 「どうしたら企業の利益追求が公益に貢献できるか」「失われた十年といわれる破廉恥な歴史の中で、多くの金融機関と事業会社がこの社会的使命を忘れ、失敗の原

    松本大『斉藤さん』
    renny
    renny 2007/03/24
  • 松本大『取引所』

    昨日の取引所の決定について、様々な意見があると思います。ひとつ、あまり語られてはいないのですが、重要と思われるポイントがあるので、敢えてその視点を提供したいと思います。 それは決定の内容についてではなく、その方法についてです。今回の取引所の決定が、取引所として独立して行われたものなのか否か。それが大きなポイントだと思います。 外から見ていると、今回の決定は独立して、即ち政治や行政からの干渉・指示を受けずに、為されたもののように見えます。そしてもし当にそうであったならば、これは我が国の資市場にとって、大切な、大きなステップだと思います。 少なくとも海外の機関投資家などからは、日には部外者には見えない、「秘密裡」の意思決定プロセスがあると長く思われてきました。そしてそれは、インナー・サークルに属さない者にとっては、リスクでありコストに過ぎません。このような「秘密裡」は、一組織を越えて、複

    松本大『取引所』
    renny
    renny 2007/03/14
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