乗客約400人を乗せて鬱陵島から独島(島根県・竹島の韓国名)に向かっていた旅客船「ドルフィン号」が2日午後4時ごろ、エンジン故障を起こして回航中であることが、分かった。 複数の韓国メディアが報じたところによると、ドルフィン海運に所属する310トン級の旅客船ドルフィン号は午後2時40分ごろ、鬱陵島を出港。約2時間後の同4時40分ごろ、右側のエンジンに故障が発生した。現在は海洋警察の艦艇2隻の護衛を受けて鬱陵島に向かっているという。 東海地方海洋港湾庁などによると、ドルフィン号は出港前の点検では特別な異常は発見されなかったといい、運航中に何らかの理由で、エンジントラブルが発生したと見られる。 4月16日に起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故を受けて、港湾庁は海洋警察など関連機関と合同で、同30日までに沿岸旅客船に対する緊急安全点検を実施していたという。そうした中で起こった今回のエンジン故障だけ